戸塚刺しゅう協会

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地刺しでつくる正月飾り

来年の干支の牛柄をいろいろな和模様で表現しました。
市松・麻の葉・菱・鱗・縞です。
日本には素敵な柄がたくさんあることを改めて感じます。
皆さまもお好きな柄でお楽しみください。

準備するもの

チャコパーなど布に書いて消せるもの
はさみ

片面接着芯
黒ビーズ(なくても)
貼ってはがせる両面テープ(ボンドでも)

材 料

タペストリー扇


ジャバクロス#3900 (オフホワイト)×15㎝


ジャバクロス#3900(ガーネット)×20㎝


刺しゅう糸(603・240・274・702)


にしき糸(10)


 

作り方

作り方 1

#3900オフホワイトに、チャコパーなどで型を取ります。


扇型の中に、牛柄を描きます。


同じように#3900ガーネットにも扇を飾る部分に型を取っておきます。


 


作り方 2

牛柄部分に、#603で地刺し模様を入れます。


市松模様になるよう、ダブルクロスステッチで刺します。


麻の葉は、バックステッチと山形バックステッチとストレートステッチの組み合わせです。


菱紋は、ストレートステッチで菊のお花を刺し、バックステッチで囲んでいます。


鱗紋は、三角ジャーマンナットステッチと呼ばれるステッチです。


リンクを張った解説の、3で針を出す位置と4で針を落とす位置が同じになるようにします。


図案をご覧いただくと分かるかもしれませんが、3で針を出す位置を1.2のちょうど真ん中にくるようにします。


縞模様は、バックステッチを3本どり、2本どり、1本どりで刺しました。


 


作り方 3

牛柄の外枠をにしき糸(カラーナンバー10:墨)を使ってクロスステッチで囲みます。


ラメ糸を使うときは、少し短めに切って使うと割れにくく、よれにくく仕上がります。


全て刺せたら、水で下書きのインクを落とし、片面接着芯を貼り付けます。


接着芯をアイロンで張り付けるときにインクが残っているとそのインクが消えにくくなるので、ご注意ください。


接着芯を貼り付けたら扇形に沿ってもう一度型を取り、その型に合わせて断ち切ります。接着芯を貼り付けているので大きく糸がほどけることはありません。


そして、型を取った跡が残っている場合はもう一度水で流します。


 


 


作り方 4

#3900ガーネットです。


飾る扇の空いている部分に羽を飛ばします。


#240・#274・#702各3本でレゼーデージステッチで刺します。


実の部分は、ビーズを使いましたが、お好きなステッチ(ゆるいフレンチナットステッチなど)で刺されてもいいと思います。


扇と同じように、型を取った線が残っていれば洗い流してから、接着芯を貼り付けます。


接着芯を貼り付けた後、タペストリーの大きさに合うよう断ち切ります。


作り方 5

今回は100均などでも販売されている水引を飾りに使いました。


仕上がった刺しゅうをタペストリーと扇部分に貼り付けます。


このタペストリー扇はひな祭りにも使いたいと思っているので、貼ってはがせる両面テープでとめています。


お正月飾のみに利用される方はボンドで貼り付けて頂いたらいいと思います。