2023.10.18
ひとはり日記 2023.10.18
先月は素晴らしい満月でした。
お月様が好きな私は、しばらくぼんやりと眺めておりました。
幼いころから満月を見ると、どういうわけかいつもお願い事をしてしまいます。
お願い事をすると心が静まります。
執着心と利己心と物欲にまみれた心から少しだけ距離がとれる…
ような気が致します。
暑かった夏が過ぎまして、だんだんと秋めいてまいりました。
私の体も少しずつ秋仕様になってまいりました。
ご興味ないかと存じますがどのような仕様かと申しますと、
一日に数度足がつる
かなりの静電気を起こす
です。
つまらないのですが、これがなかなか…。
まず「つる」話から。
就寝中につるのは言うに及ばす、
お台所事をしていたら足がつる、
洗濯ものを干していたら足がつる、
階段を下りてる途中で足がつる、
自転車を漕いでいたら両足がつる、
水分不足だろうと言われて水分を増やしてみても、単にお手洗いの回数が増えただけで、
挙句トイレの中でも足がつるという始末でございました。
そして、静電気の話。
洋服の着脱はもちろん、
ドアノブを触ってパチッ、
複合機を触ってバチッ、
娘の背中をトントンと呼び止めるつもりがバチッ、
美容院の方が櫛を梳かしてくださる時にパチパチ、
会社のロッカーで青い光を放ったこともあります。
何か能力があるのかと思いました。
いずれにしましても、ものに触れることにビクビク致します。
以前娘に相談したところ、コンクリートに触れるといいらしいと情報をくれました。
私が冷え性で冬の間はブランケットを巻き付けて生活することを知っていながら、
「裸足でコンクリートの上を歩いたら、放電できるのじゃない?」と笑って申しました。
許せぬ!と静電気を帯びた手で彼女を追いかけまわしました。
とはいえ、静電気にも一つだけいいことがございます。
理科は苦手なので真偽のほどは定かではありませんが、
私が刺繍に使う針は、そのようなわけで静電気を帯びるのだと思います。
糸切狭を持って、使っていた針に近づけますとその鋏の先に針をくっつけて拾うことが出来るのです。
昨夜、糸を切った後その鋏でそのまま針を拾う私のおかしな癖を眺めながら、
もう夏が終わったんだねと娘が呟いていました。
秋を感じる方法はもっと情緒豊かでありたいものです。
この週末から京都で展示会が開催されます。
会場は四条烏丸の近くですので、展示会の後どこにでも向かって頂けると思います。
紅葉には少し早いかと思いますが、
秋の味覚を堪能していただけるのではないでしょうか。
皆様のご来場をお待ちしております。