2025.10.01
ひとはり日記 2025.9.30

以前にも少しお話させて頂きました「暇と退屈の倫理学」という本の中に、
ノバーリスというドイツの哲学者が説いた哲学の定義が引用されておりました。
「哲学とはほんらい郷愁である」と。
さまざまな場所にいながらも、家にいるようにいたい、そう願う気持ちが哲学なのだ、と。
いいなぁと感じました。
思春期の頃、場に馴染むことが難しいと強く感じておりました。
寮生活をしておりましたので、家に帰りたいと思っても、あちらこちらの許可が必要で、
そういった無理を聞いていただいて家に帰ってみるのですが、
今度は忙しく立ち働く両親を前に、自分は何をやっているのだろうと感じてしまう。
家に帰って安心したいと思うのに、家に帰れば違う現実があり、またそこでも場に馴染めないように感じてしまう。
…思春期ですね。
今ならば、理性と節度を持って乗り切れ!と自分を叱咤することができるのですが、
思春期にありがちな、心が追い付かないというところだったのだろうなと思います。
思い返すその場所が、実際には必ずしもブランケットに包まれたような世界ではなくとも、
思い出すだけで温かなものに包まれているような、心がほぐれる記憶というものはあるのかもしれません。
そのようなものがなかった方も、今の時間が将来そのようなものになっていくのかもしれません。
皆様が過ごされる刺しゅう時間も、時をかけてそのようなものになっていくのかもしれません。
郷愁から話が広がり過ぎましたが、
2026年戸塚刺しゅうカレンダー
My Flower Village 花の香りにつつまれる我が家へ
を販売しております。

少なくとも我が家はこの様な可愛らしいお家ではありませんが、
作品を拝見しながら、楽しく空想を広げます。
1.2月はお屋根はジェリービーンズ、壁はラムネでできているお菓子のお家…
↑1.2月
3.4月は深い谷の向こうにひっそりとある美しい魔法使いの村…
↑3.4月
5.6月は、これはアンの住むグリーンゲーブルズでしょうか。
↑5.6月
7月からのご案内はまた次回に。
転写布も販売しております(解説はありません)。皆様の物語を是非お聞かせください♪








