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2024.06.14

ひとはり日記 2024.6.14

 

子どもの頃に、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を読みましたとき、

今も将来も、でくの坊などというようには呼ばれたくない!と強く思い、

その一節だけをとって「雨ニモマケズ」が嫌いだと申しておりました。

ところが、

娘が小学生の頃に暗唱の練習で「雨ニモマケズ」を繰り返していた時、

耳の痛い箇所が多くあることに気付きました。

 

雨ニモマケズ風ニモマケズ

 

気圧の変化で耳鳴りめまいを起こしては大げさに不機嫌な顔をし、

欲だらけで、

一日一度はいかり、

自分の体調やら何やらに心を奪われ、

相手がしたこととしなかったことを勘定し、

何度聞いても理解が出来ずに、

そしてすぐ忘れ、

できれば風の抜ける日当たりのよい場所の

コの字型の平屋に住みたいと願い…、

 

本当に私という人間はことごとく足りない人間だと痛感致しました。

わざわざでくの坊と呼ばれたくはありませんが、

自分を勘定に入れずという考え方は心に取り入れたいと思いました。

 

欲と執着にまみれていることに気付いた時には、

私の場合は、目数を数える刺しゅうをするのが一番です。

そこでツバイガルト社のドイリーを購入致しました。

こちらの四隅の糸を抜き、

切り落としていない箇所に、パンチドワークを入れ…、

 

葉の色をどうすれば品良く仕上がるのだろう…

などと考え始めましたら、穏やかな気持ちになってまいりました。

 

こちらのシリーズは、

目を数えて刺すことも、フリーステッチをすることも可能です。

本日オンラインショップに掲載致しましたのでごらん下さいませ。

https://totsuka-shisyu.shop/?all_items=true

ツバイガルト社の商品がこの6月で値上がり致しましたので、

次回入荷分からは価格変更する可能性があります。

ご了承くださいませ。

 

 


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